町田所沢間やっぱり遠い

妻が煎茶のお稽古で早朝に出かけた。お稽古は新江古田なので、10:00すぎくらいに娘を連れて江古田駅で合流、ブランチくらいだけ済ませてから所沢に行く予定だったのだけど、なかなか事はうまく運ばない。


母校・日本大学芸術学部の所沢校舎が使われなくなるそうで、そのフェアウェル的な催事が今日の午後にあるそうで。

行きたい場所、会いたい人、観たいバンドとスポーツマンは観れるうちに観とけ

の哲学に従い、顔を出すことにしたのだ。

今日、妻は帰ったら、明日の僕の母を交えたクリスマスランチのために料理を仕込む予定である。なので、僕は台所にそこそこたまった食器やフライパン、鍋なんかを洗いあげておくことにした。

子どもをワンオペしていると難しいのは、こうした家事の進行だ。娘はテレビにかけてるYoutubeの星野源なんかにもほどほどで飽きて、洗い物をしているわきに寄ってくる。

「おにぎりたべたい!」

「だっこ!」

もうお米ないよー、ちょっと待ってねー、とこちらが流していると、娘としてはおもしろくない。

気を引きたい。

気を引きたいと、何をするかというと、まあイタズラをしますよね。

台所にぶちまけられた食洗機用洗剤。娘さん説教イベントが発生します。


「ごめんなさいは?」

目を合わせない娘。ほっぺをはさんで首をあげさせても不自然なほど目を逸らす。w

眠そうに抱っこさせようとしたり、ふてくされて口とんがらがして寝そべったり、でも絶対ごめんなさいって言わない、みたいな状況になるわけです。

だいたいこういう態度を取る時は、本当は「やっちゃいけないことやっちゃった」という自覚は娘としてはあるようで。

だからこそバツが悪くて余計に謝らない頑固さは流石、僕と妻の娘だなと感心すらするのですが、とはいえ、謝らないままナアナアはちょっと許容できない僕なので、こういう状況ではコンクラーベになるのが日常です。

45分程経過してもふてくされた態度が治らないので、とりあえず台所を掃除。

「ごめんなさいするまでご飯も食べられないし何もできないからね。じゃあね」

とリビングを退出。玄関を開ける音だけさせて、その後、クソ寒い廊下でみかん箱のみかんだけ食べてスマホ見て待つことにしました。

10分後くらい

「パパイヤー!!!マンマーーーーー!」

と泣き出したので、それを合図にもう一回リビングに戻り、説教再開。

本当に正面向き合わない姿勢を取るので、あえて声張って怒鳴ったり、やむなく多少は力づくで立たせたりする。

その際、勢いですこしチャイルドマットの床に頭ぶつけさせてしまった。ヒヤッと、ハラハラしたりしつつ、体罰する気はさらさらなくて強い罪悪感。それでも顔は全力オコモードから変えられない。しんどい。

15分くらいそれを続けてると、娘ガチ泣きモードに。ボロボロ涙流し続けて、だんだん涙出なくなる。唇も乾いている。水分不足になってるようなので、体調のことも心配になってくる。

「ごめんなさい言うだけだよ!がんばって!」

とほっぺたの涙を拭ったり、咳き込んだ背を軽く撫でたる。でも抱っこはせず距離は取る。逃さずにこちらを向かせつづけた挙句、最後は泣きながら絶叫で

「ごーめーうーらーさーいぃ!」

言えました!:)

「言えたねー!がんばったねー!」

めっちゃ抱っこしてヨシヨシして、瞬間、僕もボロボロ泣いてた。

「頭ぶつけちゃって痛い想いさせちゃったね。ごめんなさい!痛くない?大丈夫」

「大丈夫…(ヒック)」

としてたら、妻が帰ってきた。稽古が早朝から午後に時間変更となった妻が、一旦帰ってきたのです。


そんなこんなで出発が盛大に遅れたってことをどこかにログしておきたくて、イヤホンに小沢健二のファーストアルバム1枚分聴き終えながら、久しぶりに書いてみました。次、航空公園です。所沢に来る時の正装、オレンジジャケットで向かいます。

hidari

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする